札幌市 東区 マラソン後足の甲の痛み 14歳男子中学生
こんにちはファミリーカイロプラクティックの中村です。
今日は、14歳男子中学生F君の足背(足の甲)の痛みの症例を紹介します。
F君はマラソンの練習後から足背(足の甲)の内側が痛みだしてお母さんに連れられてご来院いただきました。
一般的に考えられるのは内反捻挫です。お話を良く聞くと内側が特に痛むが足背(足の甲)全体が痛むようです。ここで考えられるのは舟状骨の内方へのゆがみです。
舟状骨は足の内側の出っ張った部分で、そこに後頚骨筋という筋肉がついています。
この筋肉は足の土踏まずに大切な役割をしています。この筋肉が緊張することで、足のアーチが保たれます。
また、F君の足をよく観察すると親指が内側に向いていました。 これは、過去に内反捻挫を経験して、足関節が内反したまま、元の位置に修復されていない場合がほとんどです。
足関節が内反したままですと足の軸がブレて、筋肉も偏ってい、時間が経てば、膝や股関節などにも影響がでます。
実際、F君は過去に内反捻挫を経験していました。
施術は骨盤矯正が大切です。骨盤矯正の環境を整えるため、まずは基本の矯正から始め骨盤矯正・内反捻挫の矯正・舟状骨上方の矯正へと進みました。
一連の矯正で痛みは7~8割改善しました。
注意が必要なことがあります。例えばつま先に体重を乗せようとすると痛みが増す、スポーツなどでダッシュをしたときに突然足の内側に痛みが出て走れなくなった等は舟状骨裂離骨折の可能性もありますので1度医療機関での受診も必要かと思います。
ただ舟状骨の骨折の診断はレントゲンだけでは難しいようです。骨折を見逃すこともあるようなので長期間痛みが続くようでしたらCTなどの検査も必要かと思います。