足首過回内/オーバープロネーション
シンスプリント・アキレス腱炎・腸脛靭帯炎・足底筋膜炎など膝・足の問題が改善しないのは理由があります。
それは「足首の過回内/オーバープロネーション」が要因という理由です。
この理由で膝・足の問題がなかなか改善しません。
このページでは、膝・足の問題と足首の過回内の関係とその施術について述べていますので、ぜひ参考にしてほしいです。
膝・足の問題と足首の過回内の関係
膝に何らかの愁訴がある場合、足と足首の生体力学(※1)的評価することは重要で、靴底の摩耗パターンを見たり荷重時の足首の過回内を評価する必要があります。
足首過回内とは、オーバープロネーションともいい踵周りの関節が過剰に動きすぎている状態です。
そのためアーチ構造を崩し、膝や腰をはじめ体全体にも悪影響を及ぼし、スポーツにおけるパフォーマンスを低下させ、怪我や疲れの要因になります。
足首過回内/オーバープロネーションが主な要因の症状
- シンスプリント
- アキレス腱炎
- 腸脛靭帯炎
- 足底筋膜炎
- 外反母趾
- モートン病
- シーバー病(踵骨骨端症)
もう少し詳しくご説明しますと膝・足の問題のほとんどは、不正な生体力学的動作やオーバーユーズ(使いすぎ)から生じ、それら損傷の多くは足首の過回内が関係しています。
足首の慢性的な過回内は、アキレス腱の内側に過剰な負担をかけやすく、炎症反応、つまりアキレス腱炎を引き起こします。
脛骨の内側へのひねりは、足首の過回内に原因があるので、腸脛靭帯が過剰に伸長して、脛骨内側プラトーへの停止部で摩擦が起き、膝の痛みや、股関節から骨盤のアライメント異常やアンバランスをもたらします。
詳しくは下の足首過回内の画像を参照ください。
スポーツ選手が起こす急性の前十字靭帯断裂の大半は、実のところ膝の衝突や直接的な外傷とは無関係で、この靱帯断裂の最大の危険因子は、選手の足首過回内の程度だと報告されています。
Liebenson博士によると「下肢のもっとも一般的な生体力学状の問題は、過剰な回内である」といいます。
当院における足首過回内による膝痛や神経関節障害が疑われる時の施術
足首過回内による膝痛や神経関節障害が疑われる時は以下を評価、矯正します。
•骨盤の歪み(仙腸関節の機能異常)のパターンの評価
•骨盤をロックしている筋肉(ハムストリング・大腰筋・腰方形筋)股関節の評価と矯正
•骨盤矯正
•脛骨(すね)の前方・内方の評価と矯正
•舟状骨・踵骨(かかと)の内方の評価と矯正
•第一中足骨と第一楔状骨の評価と矯正
•腓腹筋(ふくらはぎ)の評価と矯正
骨盤の歪み(仙腸関節の機能異常)のパターンの評価のパトリックテストの様子です。
ドロップベッドを使用した骨盤矯正の様子です。
パタンと音がしますが痛くはありません。
膝・足の細かな関節は、アクティベーターという矯正器を使用。
アクティベーターで踵骨(かかと)を矯正しています。
以上が足首の過回内における大まかな施術の流れでした。
痛みの伴う施術ではありませんのでご安心ください。
当院にシンスプリント・アキレス腱炎・腸脛靭帯炎・足底筋膜炎など膝・足の問題が改善しないと来院される方は足首の過回内が要因になっていることが多いです。
膝・足の問題でお困りなら17年の実績(2018年現在)のファミリーカイロプラクティックへ1度ご連絡ください。
(※1)物体の運動とその物体に働く力を考察する学問
カイロプラクティックの適応範囲に関して述べさせていただきました。
カイロプラクティック適応外の場合は、医療機関での検査をお勧めすることもございますのでご了承ください。