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股関節の硬さが原因の腰痛
なかなか改善しない慢性の腰痛は、腰以外に原因がある場合があります。
股関節が硬いと腰痛になる
股関節の硬さも腰痛の一因に考えられます。
股関節の動きが悪くなると腰に負担がかかりやすくなるからです。
股関節が硬くなると骨盤が歪みます。また、股関節の動きが悪くなる分、腰の動きでカバーしようとします。
その結果、腰に大きな負担をかけてしまうことになります。
- 股関節の前側が硬いと、骨盤が前方に引っ張られ、反り腰になる。
- 股関節の後ろが硬いと、骨盤が後方に引っ張られ、猫背になる
運動不足、デスクワークが多い方は注意が必要です。
目安としては、パトリックテストで股関節や腰に痛みが出ます。
また、股関節に硬さがあるとふくらはぎをつまむと圧痛があります。
股関節が硬くなる原因
股関節が硬くなる原因は 体幹の筋肉が弱っていることが多いです。
特にデスクワークなどで座りっぱなしの時間がん長い方は運動不足になりがちで体幹の筋肉が弱り股関節が硬くなります。
長時間同じ姿勢でいると、血管やリンパの流れも悪くなり、股関節が硬くなる原因にもなります。
また、血行も悪くなることで腰痛だけではなく、むくみや冷えにもつながります
股関節の硬さが原因の腰痛の整体
骨盤・股関節の矯正
施術は、骨盤、下肢の歪みの調整から始めます。
下の動画をご参考ください。
筋肉の矯正と調整
股関節に最も多く関係する筋肉である腸腰筋を矯正します。
腰痛のある方全般に言えますが、ほぼこの腸腰筋が硬くなっています。
腸腰筋の主な働きは、股関節を屈曲することと骨盤を前傾させることです。
階段を上がる時、靴下を履くなど、足を引き上げる時に働きます。
また、骨盤の動きにも関係する筋肉なので腸腰筋の働きが弱ると良い姿勢を保持することが難しくなります。
次に小殿筋、中殿筋というお尻の筋肉を調整します。
股関節の大転子というところについている筋肉で、
股関節を開いたり立位、歩行時に骨盤を支える筋肉です。
運動不足、デスクワークが多い方は注意が必要と前述しましたが、
逆に仕事などで立ちっぱなしが多い方やよく歩く方も小殿筋、中殿筋に負担がかかりやすいです。
小殿筋、中殿筋の調整はトリガーポイントを見つけ手技で筋肉を緩めます。
股関節が原因の腰痛の予防
普段から股関節の柔軟性を保つことは腰痛予防に大切です。
股関節が硬いと腰痛だけではなく膝痛や肩や首コリの
原因となることもありますので簡単にできるストレッチもあります。
適度に毎日動かしていれば股関節を柔らかくすることは難しくありません。
股関節が柔らかくなると可動域が良くなり運動効率も上がり、
ゴルフなど日頃行なっている運動が効果的なものとなります。